ブルーベリー栽培における情報はウェブ上に溢れているので、栽培初心者が解らないことや疑問に思ったことでも大抵はググって解決できる、良い世の中になった。
他でもない僕もその一人。
栽培に関する知識・技術等の情報収集は、最初にネット上で先人達が公開しているものから頂戴し、それを自分なりに整理し大枠をつかんだ上で、細部は自身の実体験や書籍等も含め補完し一応完了する。また、次々と新しい品種等も出てくることから、最新情報にも注意を払うのが良いだろう。
そんな中、ネット上でブルーベリー関連サイトで大抵の人がたどり着くであろう大御所サイト『都会で楽しむブルーベリー(現在リンク切れ)』のサイトオーナー渡辺順司氏の著作物『ブルーベリー大図鑑(現在リンク切れ)』に出会いました。
※令和2年4月現在において渡辺氏のサイトは閉鎖されてしまったようです。
ブルーベリー大図鑑―品種読本(2006年2月)
既に発刊されてから10年以上が経過している著作物ですが、300ページを超える圧倒的ボリュームとブルーベリー栽培において最も大切な品種特性を見事な観察眼をもって評価する氏の姿勢に感銘を受け、是非とも手に入れたい本の一つとなりました。
しかし、初版3500部以降は増刷されることなく、中古書籍についてもその希少性から高騰を招いた結果、もはやほとんど手に入れることはできない書籍となっています。
その代わりに、本の内容は上記サイト上ですべて公開されることとなりました。ネット環境があればパソコン等でWEB書籍化されたものを閲覧できるわけです。ただ、パソコン上で読むのは少々目が疲れるので、PDFデータに変換したうえで、タブレット等で読むことにしています。
大図鑑というだけあって、品種ごとの特徴などに関する情報量ではこの本の右に出るものはなく、早いうちに手に入れておくと栽培により深みが出てきます。
「本当においしいブルーベリー」の生産を目指して
ブルーベリーを自分で栽培することはそれほど難しいことではないが、本当に美味しいブルーベリーを作ることはかなり難しく、十分な栽培技術と、収穫技術が必要となるそうだ。
しかし、少なくともブルーベリーを栽培している自分だけは本当に美味しいブルーベリーを食べられる可能性が高いということもまた事実。美味しい果実を独り占めするのも良いけど、家族や近い人たちにもお裾分けできて「おいしい!」と言ってもらえれば栽培冥利に尽きるんじゃないだろうか。
そのあたりを狙って栽培に取り組みたいね。
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